安全な実印の保管方法とは

実印は法的な効力を発揮する、非常に重要な印鑑です。

そのため、できるだけ実印は人目に付かない場所に保管することをオススメします。

実印の保管場所は慎重に

施錠できる場所や、銀行の貸金庫などを利用すると良いでしょう。

自宅であれば、自分や家族にしか分からない場所を決め、保管するようにしましょう。

利便性よりも機密性

意外とすぐ取り出せるようにと、引き出しやよく使う文具類、認印などと一緒に保管される方が多いようですが、万が一空き巣や詐欺などに入られた際、非常に盗難にあいやすくなってしまいますので絶対にやめましょう。

実印に関するものの保管に要注意

実印は印鑑証明書があることで、自分の証明となります。

発行した印鑑証明書を実印と一緒に保管してしまうと、2つとも盗難された際に自分になりすまし、誰でも契約を結ぶことが出来てしまうのです。

そのため、印鑑証明書は必要な部数だけを発行し、使用する直前まで別々に保管するようにして下さい。

移動の際なども、別々のかばんにしまって出かけるなど注意をするとより良いでしょう。

登録証も別の場所への保管が好ましい

印鑑証明書の発行手続きで必要な登録証も、実印や印鑑証明書とは別々に保管する必要があります。

この登録証には本人の氏名や住所は記載されていませんので、身分証明書などと一緒に置かないように気をつけて下さい。

犯罪に使わることも多い実印

今では実印を狙う詐欺などの犯罪も急増しており、その取扱いには十分に注意が必要です。

安全で分かりにくい場所に保管することも大切ですが、何よりも他人に渡したり預けたりすることは絶対にしないで下さい。

実印を人に渡してはならない

実印は本人以外が使用することはまずありませんから、「実印を預けて頂きます」と言われた時点で犯罪だと思った方が良いでしょう。

また、長期で自宅を開ける際に家族に実印を預ける方がいるようですが、これも極力避けて下さい。

実印の保管は必ず自分で

預かった親や家族が詐欺にあい、実印を盗まれる事件も多くあります。

自分以外が触ったり盗まれたりしないように十分注意をし、トラブルを未然に防ぎましょう。