銀行印の選び方
金融機関で使える銀行印の正しい選び方をまとめました。
これから口座を開設する方、氏名の変更で印鑑を作り直したい方は参考にご覧ください。
自分に合った銀行印を作ろう
銀行印を作るときに重視することは?
銀行印とは、金融機関や郵便局で口座を開設する時、金融商品などを購入する時に使う印鑑です。
実印と違い、銀行印にはこれといった規定はありませんが、大切な預金を守る印鑑でもありますので、慎重に考えて自分だけの1本を選びましょう。
銀行印の作り方としては、サイズ、書体、印材、彫り方の4つをおさえておけば、誰でも簡単に作ることができます。
長く使える銀行印の選び方・作り方
銀行印のサイズは、性別で変える!
どこの金融機関であっても、銀行印のサイズには決まりや制限がありません。
どのような大きさでも登録することはできますが、小さすぎて印影が確認できなかったり、大きすぎて押印欄からはみ出してしまうといったことも考えられますので、適切なサイズを選ぶことが大切です。
女性の銀行印のサイズ
女性の銀行印は、一般的に12~13.5mmのサイズが選ばれます。
このサイズは認印や実印と見た目で区別ができる大きさですし、手の小さな女性でも馴染みやすく使いやすいと言われています。
男性の銀行印のサイズ
男性の場合は女性より一回り大きく、13.5~15mmのサイズを選びましょう。
女性・男性どちらの銀行印も、大きさで認印や実印と区別できるサイズになっているため、間違えてしまうこともありません。
銀行印の書体は防犯を意識
銀行印は大切なお金に関わる印鑑ですから、書体は解読・偽造しにくいものだと安全です。
少し個性的ではありますが、「篆書体」「印相体」「吉相体」といった複雑な書体であれば、セキュリティ面でも安心できます。
楷書体、古印体、隷書体といった書体は読みやすく、特に女性が選びがちなのですが、簡単な書体なので偽造しやすく、盗難など万が一の際に悪用されてしまうリスクが高まりますので、避けた方が無難です。
丈夫な印材なら長期間安心!
銀行印は、一度登録をすると氏名変更や紛失・盗難、消耗による使用不可といった状況にならない限り、ずっと同じ印鑑を使い続けます。
銀行印を変更するとなると、手続きの手間がかかるだけでなく、登録が完了するまで約2週間ほどは、銀行印が必要な窓口での取引が出来なくなってしまうことがあります。
ですから、できるだけ銀行印の変更がないように、素材もしっかりと選ぶことが大切です。
耐久性の高い印材であれば、長期間使うことによる摩耗や、落下などによる欠損から銀行印を守ることができます。
耐久性の高い銀行印の素材
名前の彫り方
印鑑の彫り方には、名前を縦に彫る「縦彫り」と、横に彫る「横彫り」とがあります。
どちらの彫り方でも銀行印としては機能しますが、お金に関する銀行印の場合は「横彫り」にするのがおすすめです。
「上から下へ、お金が流れないように」という縁起の意味を持ち、また実印や認印との区別がしやすいためです。
女性が銀行印を作る場合は、下の名前で銀行印を作っておくと、結婚・離婚などで苗字が変わっても銀行印を変更しなくて済むので手間が省けますよ。